憧れのモーニングルーティン

wake up and smell the coffee
直訳:起きてコーヒーの匂いをかぐ
意味:現実に目を向ける、ちゃんと目を覚ます

コーヒーで始める1日に憧れながら、朝は白湯を飲む。
コーヒーショップで働いていたことがあるくせに、コーヒーが得意じゃない。
香りは好きだ。
味も好き。
産地で味が変わるのも好き。
器具にこだわるのも好き。
とても上手にドリップできる。
ただ胃が受けつけない。
デカフェでもだめ。
デカフェエスプレッソのラテなら、体調のいい日にかろうじて。

名古屋はモーニングサービスの充実した街だ。
毎朝同じ店に行ったり、行きつけの店のコーヒーチケットをもっていたり、店員に「いつもの」でオーダーが通ったりすることが人々の日常。
そういう店にデカフェはないし、ラテもない。
もう名古屋に来て何年も経つけれど、いまだに重要な部分に溶け込めていない気がする。
コメダにはたまに行くものの、頼むのはホットココア、背伸びしたおこちゃま感が拭えない。

白湯にモーニングを出してくれる店はないだろうか。
もちろん白湯に課金する。
白湯を飲んで、ゆっくり体を起こして、おいしいトーストを食べて、同じことをやっている人たちとの一体感を得て、1日を始めてみたい。