7月2週目の日記

7月3日(月)
7月に入って、勉強時間とハビットトラッカーを記録し始めた。可視化するだけで「やろう」と思える。今日はジムに行き、いつものウォーキングに加えてマシントレーニングをした。去年の夏に足を骨折してしまってから、安静にして、リハビリして、体力を戻して、という過程を踏んだので、かれこれ1年ぶりだ。お酒を飲み、歌いながら夕飯を作った。ベッドでゆっくりと体を動かして、筋肉痛を確かめた。今の私には、筋肉痛が来るのだ。

7月4日(火)
日中、リビングにはエアコンを入れていない。テーブルの上の花瓶を、エアコンのきいた私の部屋に移動させる。とはいえ風が直撃しない場所。夏は花が痛むのが速い気がする。痛んでいく姿も綺麗だ。

7月5日(水)
本屋。先生におすすめしてもらった村上春樹の本などを買う。彼のフィクションはあまり読んだことがなくて、「オムレツの人」と覚えている。11時に閑散としていた街が、12時に人だらけになった。スタバのノンフォームラテをテイクアウト。ステラおばさまのお店にも行った。初めてであわあわした。今日はくじの日で、前に並んでいた女性が慣れた様子でくじを引き、クッキーを1枚当てていた。たくさん買って、さらにもう1枚ついてくるなんて。私は3枚、約250円だったので、くじの権利をもらえなかった。ここで働く人は、「お電話ありがとうございます、ステラおばさんです」と言うんだろうか。常連さんは「ステラおばさんに行こう」と言うんだろうか。おばさん連呼に疑問をもたないのだろうか。

7月6日(木)
筋肉痛が長引いている。負荷はかなり低くしたし、たんぱく質も取っているので、久しぶりだったからだろう。週2が理想だけど、当面は週1かな。朝、夫がスマホの画面を割ったのでなぐさめる。この前届いたばかりの中古の安いやつ。通勤の電車で、もう1台買ったとLINEが来た。こういうときだけ、とてもすばやい。

7月7日(金)
夫と舞台「ART」を観に行った。コロナ禍が始まって以来、初めてのお芝居。「私たちも演者さんもスタッフさんも健やかでありますように」と願っていた1週間だった。席は2階の2列目。大泉洋の長い台詞がすごくて、会場から拍手が起こっていた。話はキャラクターの造形上、理屈っぽく、早口で、聞き取るのに苦労した。耳が弱くなったなと思っていたら、夫も「ちょっと席が遠かったね」と言っていて安心した。劇の感想を交わしながら、遅めの夕食。帰宅後、寝るのが惜しくて、うつらうつらしながらストレッチポールにのっていた。気づけば3時。夫の部屋に行くと彼も起きていて、一緒にぐでーっと伸びて遊んだ。

7月8日(土)
7月9日(日)
熱心に文章を書いた。ブログ用ではない。土曜日の夜に始めて、熱が冷めないままベッドに入ったら、日曜日の朝、全然寝た気がしなかった。頭の中にあるものを早く外に出したい、早くデータにしたい、印刷したいと焦る。朝の5時から書き、8時に一旦終えて気を抜いたら、胃酸がどばっと出たみたいで急に気持ち悪くなった。お昼のカレーで悪化した。くらくらする頭で推敲を重ねて、タイトルを考えた。構成メモに書いておいたタイトルは、完成した本文にはファニーすぎた。夫は爆笑し、呼吸を整えてから私の肩に手をのせ、にっこり「よくない」と言った。話し合って、ごくシンプルなものに決めた。